2024.06.03 | セミナー

2024年5月27日に開催した『「位置情報 × 気象データ」を活用した新サービス「天気連動型広告」 その仕組みと活用方法について』というセミナーについて、インターン生の佐藤からレポートさせていただきます。

今回のセミナーでは、位置情報広告システム「GeoLogic Ad」を提供するジオロジックの代表取締役社長野口航氏と、気象に連動して広告を配信するシステム「weathermarketing.net」を提供するルグランのCEO泉、COO三浦より、天気連動型の仕組みや効果的な利用方法についてご紹介させていただきました。

セミナー冒頭は、野口氏による、GeoLogic Adのターゲティングシステムやマップレポートによる広告効果測定の可視化、位置情報広告システムの仕組み、さらに、ルグランと共同開発した天気連動型広告の開発意図について説明。

前半では、三浦から、天気連動型広告のメリットとして、

①情報として役に立つ

②あふれる情報から目立つ

③見てもらえる可能性を高める(アテンション)

という3点を挙げさせていただきました。

1日の降水量が1mm増加する、あるいは1日の気温が1℃上昇するだけでその日の消費金額が変化することを示した実際のデータをご紹介し、「消費者を取り巻く環境」という要素にアプローチすることで、消費者に寄り添う「思いやりをもったコミュニケーション」を実現、そして、その状況に適した「理由のあるリコメンド」が提供できるようになると説明。

また、近年のメディア接触の機器別比率のデータから、消費者の情報源のほとんどが携帯電話やスマートフォンに集中している事実を踏まえ、溢れている情報量に埋もれずにどのように広告を見てもらうかという「アテンションの確保」が重要であることをお話させていただきました。

天気連動型広告の仕組みの例として、事前に晴れ用キャンペーンと雨用キャンペーンを用意し、1時間に1回更新される気象データと、ジオロジック様のサーバーと連携して、設定したエリアの天気に合わせて(配信に使える気象条件:気温、雨、天気、風速、温度、花粉)、例えば「週末の最高気温」が30℃を超えた場合は、プールや屋外施設に誘導、「湿度」が高い日には髪のうねり対策ができる美容室の広告を配信するなど、広告配信のシナリオ例をご紹介いたしました。

後半では、泉から、天気連動型広告がどのような業種でどのように使われているのかを実際の事例を交えながらご説明。雨の日は屋内テーマパークやケーブルテレビの集客広告を配信する、あるいは、家具販売チェーンの冷感寝具・温感寝具の広告を気温に合わせて配信するなど、多岐に渡る広告配信例をご紹介。

また、天気に合わせたメッセージを広告に入れ込むことで、溢れる情報の中からその広告を「自分ごと化」して注目してもらうことができることをお伝えしました。

株式会社ルグランでは、気象に連動して広告を配信できる広告ツール「weathermarketing.net」を提供しており、天気や降水確率、湿度、気温などの様々な気象条件を使って広告配信を行うことができます。詳しくはweathermarketing.netもしくは下記の「Contact Us」からお気軽にお問合せください。

今回も多くの方にご参加いただき、大変有意義なセミナーとなりました。ルグランでは、今後もオンライン・リアル問わず、様々なセミナーを開催して参ります。



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