本日弊社では、「株式会社ルグラン、米国サンフランシスコのハンドメイドグラノーラの店舗販売を開始~芦屋のGrand Food Hallをはじめ、ナショナル麻布、ナショナル田園で限定販売~」に関するプレスリリースを発表しました。
デジタルマーケティングのコンサルティング会社、株式会社ルグラン(本社:東京都港区 代表取締役:泉浩人、山辺 仁美 以下ルグラン)は、昨年11月から米国サンフランシスコのオートクイジーン社が生産する本格ハンドメイドグラノーラの日本市場進出をプロデュースしています。これまでは、通販サイト「Love Granola(www.lovegranola.jp)」を通じて製品の紹介・販売を行ってきましたが、国内で販売されているグラノーラでは満足できないグラノーラファンから強い支持を得ていることから、今般、以下の3店舗でも販売を開始し、更なる認知度アップを目指していきます。
・ Grand Food Hall(グランドフードホール)
・ National Azabu(ナショナル麻布)
・ National Den-en(ナショナル田園)
「Grand Food Hall」は、こだわりの商品をお客様にご紹介するというコンセプトを基に、昨年6月に兵庫県芦屋にオープンした高級デリカテッセンです。素材選びから製造手法まで、強いこだわりをもって作られているオートクイジーン社の本格ハンドメイドグラノーラに共感し、販売することになりました。
また、東京広尾と田園調布にある「National Azabu」と「National Den-en」は、輸入食材を多く取り揃えた高級スーパーマーケットで、顧客の70%を外国人が占めています。今回の販売展開により、日本のグラノーラでは満足できないと感じる同店の顧客が、日本にいながらも本格的ハンドメイドグラノーラを購入できるようになります。
グラノーラ作り一筋、30年以上の歴史を持つオートクイジーン社が作るグラノーラは、創業時のレシピを頑なに守り、毎朝、創業者自らが、グラノーラをローストしているこだわりの商品です。米国のオーガニックスーパーの最大手「ホールフーズ」では、18年前に販売を開始以来、不動の人気商品となっています。
デジタルマーケティングの領域で10年以上の経験を持つルグランでは、デジタルが持つ可能性を最大限に活用し、オートクイジーン社のような、小規模でも、本物に徹底的にこだわる企業に対して、より効果的にその商品の魅力を伝え、人々に語られ、愛される商品に育てあげていくためのプロデュースを、引き続き積極的に行っていきたいと考えています。
2015.05.28 | UX
2015.05.27 | ビッグデータ
2015.05.21 | コラム
・ Grand Food Hall(グランドフードホール)
・ National Azabu(ナショナル麻布)
・ National Den-en(ナショナル田園)
「Grand Food Hall」は、こだわりの商品をお客様にご紹介するというコンセプトを基に、昨年6月に兵庫県芦屋にオープンした高級デリカテッセンです。素材選びから製造手法まで、強いこだわりをもって作られているオートクイジーン社の本格ハンドメイドグラノーラに共感し、販売することになりました。
また、東京広尾と田園調布にある「National Azabu」と「National Den-en」は、輸入食材を多く取り揃えた高級スーパーマーケットで、顧客の70%を外国人が占めています。今回の販売展開により、日本のグラノーラでは満足できないと感じる同店の顧客が、日本にいながらも本格的ハンドメイドグラノーラを購入できるようになります。
グラノーラ作り一筋、30年以上の歴史を持つオートクイジーン社が作るグラノーラは、創業時のレシピを頑なに守り、毎朝、創業者自らが、グラノーラをローストしているこだわりの商品です。米国のオーガニックスーパーの最大手「ホールフーズ」では、18年前に販売を開始以来、不動の人気商品となっています。
デジタルマーケティングの領域で10年以上の経験を持つルグランでは、デジタルが持つ可能性を最大限に活用し、オートクイジーン社のような、小規模でも、本物に徹底的にこだわる企業に対して、より効果的にその商品の魅力を伝え、人々に語られ、愛される商品に育てあげていくためのプロデュースを、引き続き積極的に行っていきたいと考えています。
Grand Food Hall(グランドフードホール)
〒659-0091 兵庫県芦屋市東山町6-6
TEL 0797-35-2020
〒659-0091 兵庫県芦屋市東山町6-6
TEL 0797-35-2020
National Azabu(ナショナル麻布)
〒106-0047東京都港区南麻布4-5-2
TEL 03-3442-3181
National Den-en(ナショナル田園)
〒158-0085 東京都世田谷区玉川田園調布2-6-21
TEL : 03-3721-4161
[Love Granolaについて]
本格ハンドメイド、グルメグラノーラをサンフランシスコからお届けします!
カリカリの歯ごたえと香ばしさを一度経験すると、朝食はもちろん、ランチやスナックにも食べたくなる、まさに、Love Granola!
URL: www.lovegranola.jp
Facebook : http://www.facebook.com/LoveGranola.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社ルグラン 山辺仁美
Email: info@LeGrand.jp Tel: 03-6447-4567
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〒106-0047東京都港区南麻布4-5-2
TEL 03-3442-3181
National Den-en(ナショナル田園)
〒158-0085 東京都世田谷区玉川田園調布2-6-21
TEL : 03-3721-4161
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株式会社ルグラン 山辺仁美
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なんて疑問、いまだに持っている人も少なくないのではないでしょうか?
「UX」という言葉は、特にここ数年ではいわゆるバズワード(業界専門的流行語)みたいになってるのかも知れません。実際に、デザイナーの肩書きの前に「UX」と付けただけの、自称UXデザイナーという人は、こちらでも多くいます。
確かにデザインシンキングの過程において、どこからどこまでがUXであるとか、その明確なラインは見えにくいのかも知れません。従って、デジタルデザインに関わるデザイナーは、UXも”できます”的になるのかもしれませんね。言い換えれば、シニアレベルのデザイナーであれば、誰でもUXを視野に入れてデザイン作業していることは間違いありません。
それでは、そもそも何故この「UX」は、バズワードになったのでしょうか?
もちろん、その理由は一様ではないと思いますが、下のイラストに、その背景、つまり「UX」が台頭してきたひとつの理由があるのではないかと考えます。このイラスト、実はかれこれもう10年ほど前に作られたもので、ひとつの典型的なプロジェクトをそれぞれ担当者の視点から面白可笑しく捉えてみたコミックです。もう少し新しいバージョンのモノもあるのですが、ここではオリジナルの簡素版を例に挙げて説明してみたいと思います。
各イラストを上・下段、それぞれ左から説明すると:
1:どのようにお客様が説明したか。
2:どのようにプロジェクトリーダーが理解したか。
3:どのようにアナリストがデザインしたか。
4:どのようにプログラマーがコーディングしたか。
5:どのようにビジネスコンサルタントが説明したか。
6:どのようにプロジェクトがドキュメントされたか。
7:どのオペレーションがインストールされたか。
8:どのようにお客様が請求されたか。
9:どのようにサポートがなされたか。
10:実際、どのようなモノをお客様が望んでいたか。
と、なってます。
デジタルデザイン業界に携わっている人であれば、ちょっと苦笑いしてしまうのではないでしょうか。
確かに10年以上前には、クライアント、プロデューサー、ディレクター、デザイナー、プログラマー、コンサルタントが集まり、その叡智を結集させてプロジェクトを進行させ、ようやくプロダクトローンチまで辿り着いたにもかかわらず、その数ヶ月後には、もうすでにリデザインの新規プロジェクトの話が立ち上がっている…といったようなプロジェクトが、こちらでもかなり沢山あったようです。
そこで、いわゆるUXデザイナーが携わる様々なワークフローと、そこから造られる仕様書が重宝され始めたのです。競合分析などのリサーチから始まり、コンテンツモデル、エクスペリエンスマップ、メンタルモデル、ペルソナ、プロセスダイアグラム、シナリオマップ、タスクフロー、サイトマップ、ユーザビリティーテスト&レポート、ワイヤーフレーム、スタイルガイド、ユーザージャーニー、そしてプロトタイプ等々。
まずは何を実現したいのかという情報収集をしっかりとして、それに基づいたUXプロセスを着実に取り入れてプロダクトのゴールを定める。そして、各担当者の共通理解を得ながらそのゴールに向ってプロジェクトを進行させれば、そう、こんなイラストの結果にはならないハズですよね。
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「UX」という言葉は、特にここ数年ではいわゆるバズワード(業界専門的流行語)みたいになってるのかも知れません。実際に、デザイナーの肩書きの前に「UX」と付けただけの、自称UXデザイナーという人は、こちらでも多くいます。
確かにデザインシンキングの過程において、どこからどこまでがUXであるとか、その明確なラインは見えにくいのかも知れません。従って、デジタルデザインに関わるデザイナーは、UXも”できます”的になるのかもしれませんね。言い換えれば、シニアレベルのデザイナーであれば、誰でもUXを視野に入れてデザイン作業していることは間違いありません。
それでは、そもそも何故この「UX」は、バズワードになったのでしょうか?
もちろん、その理由は一様ではないと思いますが、下のイラストに、その背景、つまり「UX」が台頭してきたひとつの理由があるのではないかと考えます。このイラスト、実はかれこれもう10年ほど前に作られたもので、ひとつの典型的なプロジェクトをそれぞれ担当者の視点から面白可笑しく捉えてみたコミックです。もう少し新しいバージョンのモノもあるのですが、ここではオリジナルの簡素版を例に挙げて説明してみたいと思います。
各イラストを上・下段、それぞれ左から説明すると:
1:どのようにお客様が説明したか。
2:どのようにプロジェクトリーダーが理解したか。
3:どのようにアナリストがデザインしたか。
4:どのようにプログラマーがコーディングしたか。
5:どのようにビジネスコンサルタントが説明したか。
6:どのようにプロジェクトがドキュメントされたか。
7:どのオペレーションがインストールされたか。
8:どのようにお客様が請求されたか。
9:どのようにサポートがなされたか。
10:実際、どのようなモノをお客様が望んでいたか。
と、なってます。
デジタルデザイン業界に携わっている人であれば、ちょっと苦笑いしてしまうのではないでしょうか。
確かに10年以上前には、クライアント、プロデューサー、ディレクター、デザイナー、プログラマー、コンサルタントが集まり、その叡智を結集させてプロジェクトを進行させ、ようやくプロダクトローンチまで辿り着いたにもかかわらず、その数ヶ月後には、もうすでにリデザインの新規プロジェクトの話が立ち上がっている…といったようなプロジェクトが、こちらでもかなり沢山あったようです。
そこで、いわゆるUXデザイナーが携わる様々なワークフローと、そこから造られる仕様書が重宝され始めたのです。競合分析などのリサーチから始まり、コンテンツモデル、エクスペリエンスマップ、メンタルモデル、ペルソナ、プロセスダイアグラム、シナリオマップ、タスクフロー、サイトマップ、ユーザビリティーテスト&レポート、ワイヤーフレーム、スタイルガイド、ユーザージャーニー、そしてプロトタイプ等々。
まずは何を実現したいのかという情報収集をしっかりとして、それに基づいたUXプロセスを着実に取り入れてプロダクトのゴールを定める。そして、各担当者の共通理解を得ながらそのゴールに向ってプロジェクトを進行させれば、そう、こんなイラストの結果にはならないハズですよね。
本日弊社では、「株式会社ルグラン、2015年AKB48選抜総選挙をデータで予測~「地方化」を考慮した独自の予測モデルから指原莉乃のセンター奪取を予測~」に関するプレスリリースを発表し、2015年AKB48選抜総選挙の結果をデータで予測、その分析結果を公開しました。
<予測のハイライト>
1.昨年は2位に甘んじた指原莉乃が、ついに念願のセンターを奪取。
2.昨年1位の渡辺麻友は3位に後退する一方、昨年3位の柏木由紀が僅差の2位に。
3.指原・柏木の予想得票数は20万票を超え、トップ3の合計得票数は、前年比で約52%の増加を見込む。(昨年1位だった渡辺の得票数は約16万票。)
4.上位16名のうちSKE48・HKT48・NMB48の「支店」メンバーが11名を占めるなど「地方化」が進展。
5.特に昨年50位の木本花音(予測16位)・同31位の高柳明音(同10位)などSKE48メンバーの上位進出が目立つ。
今年の選抜総選挙の予測モデル構築では、2014年の総選挙でランクインしたメンバーのうち、上位55名を分析対象とし、各メンバーに関するクチコミデータ、TV/CM出演データについては、2012年、2014年に続き、それぞれ、株式会社ホットリンク・株式会社エム・データより提供を受けました。
さらに、年々、「支店」と呼ばれる地方グループ所属メンバーのプレゼンスが高まっていることから、こうしたトレンドを予測モデルに反映させる方法を探るため、2014年AKB総選挙時のアピールコメント映像の再生回数や、Twitter・755、Google+における各メンバーのフォロワー数なども予測モデルに加えてシミュレーションを行うなど、より精度の高い予測モデルの構築を目指しました。
予測にあたっては、これらのデータを変数とした重回帰分析を行い、数十パターンの予測モデルを構築した結果、最終的に、
① 2ちゃんねるにおける書込数
② ブログにおけるネガティブな書込数
③ Twitterにおける書込数
という3つの変数から構成されるモデルが、過去の選抜総選挙における得票数との相関関係が最も高いと判定されたことから、このモデルに、①~③の直近値を変数として入力し、今年度の得票数を予測するという手法を採りました。
さらに、過去の選抜総選挙において、クチコミデータやTVデータを使ったモデルだけでは充分に予測しきれなかった地方グループに所属するメンバーの得票について、今年は、過去の選抜総選挙結果から「地方グループ調整率」を算出し、重回帰分析による予測モデルに補正を加えることで、予測の精度をあげる工夫も行っています。
具体的には、過去の選抜総選挙について、重回帰分析によって得られた地方グループ所属メンバーの予測得票数と、実際の得票数の差異を分析し、クチコミやTVデータでは過小評価されがちな地方グループメンバーの得票数を補正するための調整率を算出し、本年度の予測モデルにも適用しています。
ルグランでは、クライアントに対するコンサルテーションにおいても、様々なデータの収集・分析と、そこから得られるストーリーにもとづく仮説検証を通じて、効果的なマーケティング戦略を立案・実施する、というアプローチを大切にしています。
AKB48選抜総選挙の予測につきましては、「データドリブンマーケティング」の意味や重要性、あるいはその限界について、多くのマーケターの方々に考えて頂くキッカケになればという思いから、ホットリンク社、エム・データ社のご協力のもと、毎年、この時期に実施・発表しています。
弊社ブログでは、今回の予測モデル構築にあたり見えてきたAKB48のブランド戦略に関する考察も公開しています。あわせてご覧下さい。
「データで読み解くAKB48ブランド戦略」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社ルグラン 山辺仁美
Email: info@LeGrand.jp Tel: 03-6447-4567 Read more
1.昨年は2位に甘んじた指原莉乃が、ついに念願のセンターを奪取。
2.昨年1位の渡辺麻友は3位に後退する一方、昨年3位の柏木由紀が僅差の2位に。
3.指原・柏木の予想得票数は20万票を超え、トップ3の合計得票数は、前年比で約52%の増加を見込む。(昨年1位だった渡辺の得票数は約16万票。)
4.上位16名のうちSKE48・HKT48・NMB48の「支店」メンバーが11名を占めるなど「地方化」が進展。
5.特に昨年50位の木本花音(予測16位)・同31位の高柳明音(同10位)などSKE48メンバーの上位進出が目立つ。
今年の選抜総選挙の予測モデル構築では、2014年の総選挙でランクインしたメンバーのうち、上位55名を分析対象とし、各メンバーに関するクチコミデータ、TV/CM出演データについては、2012年、2014年に続き、それぞれ、株式会社ホットリンク・株式会社エム・データより提供を受けました。
さらに、年々、「支店」と呼ばれる地方グループ所属メンバーのプレゼンスが高まっていることから、こうしたトレンドを予測モデルに反映させる方法を探るため、2014年AKB総選挙時のアピールコメント映像の再生回数や、Twitter・755、Google+における各メンバーのフォロワー数なども予測モデルに加えてシミュレーションを行うなど、より精度の高い予測モデルの構築を目指しました。
予測にあたっては、これらのデータを変数とした重回帰分析を行い、数十パターンの予測モデルを構築した結果、最終的に、
① 2ちゃんねるにおける書込数
② ブログにおけるネガティブな書込数
③ Twitterにおける書込数
という3つの変数から構成されるモデルが、過去の選抜総選挙における得票数との相関関係が最も高いと判定されたことから、このモデルに、①~③の直近値を変数として入力し、今年度の得票数を予測するという手法を採りました。
さらに、過去の選抜総選挙において、クチコミデータやTVデータを使ったモデルだけでは充分に予測しきれなかった地方グループに所属するメンバーの得票について、今年は、過去の選抜総選挙結果から「地方グループ調整率」を算出し、重回帰分析による予測モデルに補正を加えることで、予測の精度をあげる工夫も行っています。
具体的には、過去の選抜総選挙について、重回帰分析によって得られた地方グループ所属メンバーの予測得票数と、実際の得票数の差異を分析し、クチコミやTVデータでは過小評価されがちな地方グループメンバーの得票数を補正するための調整率を算出し、本年度の予測モデルにも適用しています。
ルグランでは、クライアントに対するコンサルテーションにおいても、様々なデータの収集・分析と、そこから得られるストーリーにもとづく仮説検証を通じて、効果的なマーケティング戦略を立案・実施する、というアプローチを大切にしています。
AKB48選抜総選挙の予測につきましては、「データドリブンマーケティング」の意味や重要性、あるいはその限界について、多くのマーケターの方々に考えて頂くキッカケになればという思いから、ホットリンク社、エム・データ社のご協力のもと、毎年、この時期に実施・発表しています。
弊社ブログでは、今回の予測モデル構築にあたり見えてきたAKB48のブランド戦略に関する考察も公開しています。あわせてご覧下さい。
「データで読み解くAKB48ブランド戦略」
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先日のブログでお伝えしました通り、今年も弊社では『データで予測するAKB48選抜総選挙』に取り組んでおります。
5月19日から投票が始まった第7回AKB48選抜総選挙ですが、分析も完了し、近日中に皆様にも『ルグラン予測』を発表させていただく予定です。
昨日発表された速報順位では、昨年2位だった指原莉乃が1位、柏木由紀が2位、渡辺麻友が3位となっており、今年不出馬となった松井玲奈と小嶋陽菜を省くと、7位までは昨年の顔ぶれと変化はありませんでした。一方、昨年10位の須田亜香里が32位まで落ち、昨年圏外だった谷真理佳や渕上舞がそれぞれ11位、15位と急上昇しており、今年の総選挙は混戦を極めているようです。
弊社が分析した得票数予測はちょっとだけ置いておき、当ブログでは、今年の得票数の予測モデルを構築する段階では利用するに至らなかった、TVやCMの出演時間データの傾向について、興味深い点をいくつかご紹介します。
まず、今年の予測モデル構築にあたり、過去2回の予測モデルとの大きな違いは、TV・CMの出演時間データを利用しなかったことがあげられます。
予測モデルを構築する際には、去年の得票数と今年の各データ(ブログやTwitterでのクチコミデータ、TV・CMの出演時間データなど)との間に相関関係があるかについて分析し、相関が高い(=関係が強い)データを予測モデルに組み込んでいきます。そのため、相関が低い項目については、予測モデルの構築に適していないため、利用することができません。
過去のデータについて、各年の実際の得票数とTVの出演時間の相関を分析すると、図1のグラフのように2012年以降は、相関係数(相関の高さを表す数値で、最大が1)が徐々に低下してきており、得票数とTVの出演時間との間の関係は弱まってきていることがわかります。今年のデータにおいても、2014年とほぼ同程度の相関係数となっていたため、予測モデルの構築から除外しました。
この傾向の要因については以下2点が考えられます。
1、 地方グループメンバーの台頭
2012年と比較すると、SKE48やNMB48、HKT48などの地方グループが増え、人気も徐々に高まってきているため、地方グループのメンバーが総選挙上位に食い込んでくる割合が高くなっています。一方、今回分析で利用したTV・CMデータには、ローカル番組での出演データが含まれていないため、地方グループメンバーはAKB48に比べるとTVの出演時間は減少してしまいます。そのため、地方グループのメンバーにおいては、どうしても得票数とTV出演時間の相関が低くなってしまう傾向にあり、得票数の予測には向いていない指標となってしまいます。
2、 AKB48の冠番組には中堅メンバーや運営からの「推しメン」が出演
分析に利用したTVの出演時間データでは、出演していた番組名まで知ることができます。そこで、総選挙の順位は上位ではないが、TVの出演時間が多いメンバーの出演番組を調べてみると、AKB48の冠番組に出演していることが多く、もちろんそれらの番組ではAKB48メンバーがメインとなるため、他番組だと1時間番組の場合、1人あたり平均8分程度の出演時間ですが、AKB48の冠番組の場合、15分程度の出演時間となっていました。また、冠番組の場合は人気上位者が出演というよりも、バラエティ受けするメンバーや運営側が推しているメンバー(推しメン)が多く出演する傾向にあるため、ファンからの人気を反映した総選挙の得票数との関係は弱くなると考えられます。
また、図2のグラフでは、AKBグループ全体でのTV・CMの出演時間をまとめていますが、CMの出演時間に着目すると、2012年をピークに2013年以降は平均約60%も低下しています。これは、AKBメンバー全体でのCM起用が減少したためと考えられますが、2012年に不動のセンターであった前田敦子が卒業したことも影響しているでしょう。
2014年には地方メンバーも全国ネットのCMに出演する機会が増え、全体的な出演時間は増加しましたが、今年はCMの出演時間が過去最低となっており、これは2014年に大島優子が卒業したことが影響していると推測されます。過去のデータを見ていくと、総選挙で1位になったメンバーは、翌年CMの出演時間が大きく増加する傾向にあり、総選挙1位という人気と認知度の拡大を利用して、企業側はCMの起用を決めるのかもしれません。
今年は予測モデルには利用しなかった(できなかった)TV・CMの出演時間データですが、分析をし、さまざまな角度から考察をしてみることによって、AKB48のブランド戦略が見えてきた気がします。
以前、AKB48とももクロの人気について比較した際に、「AKB48は個人のバラ売り戦略を総選挙にて実施したことによって、他のアイドルグループと差別化され、人気を獲得した」という考察をしました。
今回のデータも合わせて考えると、TVには中堅メンバーやバラエティ受けするメンバーが多く出演、CMには人気上位者が出演と、活躍する層を変えることによって、選手層に厚みを持たせ、各個人の個性を適した場所で発揮させることで、各々のメンバーの人気を拡大するための施策をとっているのではないでしょうか。
ただ、TV・CMへの露出が減少してきたことから、その人気も、相次ぐ人気メンバーの卒業により衰退してきているように感じられるため、AKB48は新たなブランディング施策の実施が必要となってくるでしょう。
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2015.05.20 | イベント
5月19日から投票が始まった第7回AKB48選抜総選挙ですが、分析も完了し、近日中に皆様にも『ルグラン予測』を発表させていただく予定です。
昨日発表された速報順位では、昨年2位だった指原莉乃が1位、柏木由紀が2位、渡辺麻友が3位となっており、今年不出馬となった松井玲奈と小嶋陽菜を省くと、7位までは昨年の顔ぶれと変化はありませんでした。一方、昨年10位の須田亜香里が32位まで落ち、昨年圏外だった谷真理佳や渕上舞がそれぞれ11位、15位と急上昇しており、今年の総選挙は混戦を極めているようです。
弊社が分析した得票数予測はちょっとだけ置いておき、当ブログでは、今年の得票数の予測モデルを構築する段階では利用するに至らなかった、TVやCMの出演時間データの傾向について、興味深い点をいくつかご紹介します。
まず、今年の予測モデル構築にあたり、過去2回の予測モデルとの大きな違いは、TV・CMの出演時間データを利用しなかったことがあげられます。
予測モデルを構築する際には、去年の得票数と今年の各データ(ブログやTwitterでのクチコミデータ、TV・CMの出演時間データなど)との間に相関関係があるかについて分析し、相関が高い(=関係が強い)データを予測モデルに組み込んでいきます。そのため、相関が低い項目については、予測モデルの構築に適していないため、利用することができません。
過去のデータについて、各年の実際の得票数とTVの出演時間の相関を分析すると、図1のグラフのように2012年以降は、相関係数(相関の高さを表す数値で、最大が1)が徐々に低下してきており、得票数とTVの出演時間との間の関係は弱まってきていることがわかります。今年のデータにおいても、2014年とほぼ同程度の相関係数となっていたため、予測モデルの構築から除外しました。
この傾向の要因については以下2点が考えられます。
1、 地方グループメンバーの台頭
2012年と比較すると、SKE48やNMB48、HKT48などの地方グループが増え、人気も徐々に高まってきているため、地方グループのメンバーが総選挙上位に食い込んでくる割合が高くなっています。一方、今回分析で利用したTV・CMデータには、ローカル番組での出演データが含まれていないため、地方グループメンバーはAKB48に比べるとTVの出演時間は減少してしまいます。そのため、地方グループのメンバーにおいては、どうしても得票数とTV出演時間の相関が低くなってしまう傾向にあり、得票数の予測には向いていない指標となってしまいます。
2、 AKB48の冠番組には中堅メンバーや運営からの「推しメン」が出演
分析に利用したTVの出演時間データでは、出演していた番組名まで知ることができます。そこで、総選挙の順位は上位ではないが、TVの出演時間が多いメンバーの出演番組を調べてみると、AKB48の冠番組に出演していることが多く、もちろんそれらの番組ではAKB48メンバーがメインとなるため、他番組だと1時間番組の場合、1人あたり平均8分程度の出演時間ですが、AKB48の冠番組の場合、15分程度の出演時間となっていました。また、冠番組の場合は人気上位者が出演というよりも、バラエティ受けするメンバーや運営側が推しているメンバー(推しメン)が多く出演する傾向にあるため、ファンからの人気を反映した総選挙の得票数との関係は弱くなると考えられます。
また、図2のグラフでは、AKBグループ全体でのTV・CMの出演時間をまとめていますが、CMの出演時間に着目すると、2012年をピークに2013年以降は平均約60%も低下しています。これは、AKBメンバー全体でのCM起用が減少したためと考えられますが、2012年に不動のセンターであった前田敦子が卒業したことも影響しているでしょう。
2014年には地方メンバーも全国ネットのCMに出演する機会が増え、全体的な出演時間は増加しましたが、今年はCMの出演時間が過去最低となっており、これは2014年に大島優子が卒業したことが影響していると推測されます。過去のデータを見ていくと、総選挙で1位になったメンバーは、翌年CMの出演時間が大きく増加する傾向にあり、総選挙1位という人気と認知度の拡大を利用して、企業側はCMの起用を決めるのかもしれません。
今年は予測モデルには利用しなかった(できなかった)TV・CMの出演時間データですが、分析をし、さまざまな角度から考察をしてみることによって、AKB48のブランド戦略が見えてきた気がします。
以前、AKB48とももクロの人気について比較した際に、「AKB48は個人のバラ売り戦略を総選挙にて実施したことによって、他のアイドルグループと差別化され、人気を獲得した」という考察をしました。
今回のデータも合わせて考えると、TVには中堅メンバーやバラエティ受けするメンバーが多く出演、CMには人気上位者が出演と、活躍する層を変えることによって、選手層に厚みを持たせ、各個人の個性を適した場所で発揮させることで、各々のメンバーの人気を拡大するための施策をとっているのではないでしょうか。
ただ、TV・CMへの露出が減少してきたことから、その人気も、相次ぐ人気メンバーの卒業により衰退してきているように感じられるため、AKB48は新たなブランディング施策の実施が必要となってくるでしょう。
爽やかに晴れ渡った5/20(水)の早朝、第40回ルグラン朝会を開催しました。
今回のルグラン朝会では、40回目にして初めて、ゲストをお招きしてプチセミナー形式でお届けしました。
ゲストにお迎えしたのは、国内最大規模の売上シェアを誇る国産DSP「MicroAd BLADE」を提供する株式会社マイクロアドの宮本氏と吉田氏。業界最前線で活躍されている宮本氏から、DSP最新事情をはじめダイナミックリターゲティング広告の仕組みや成功事例、さらには、参加者限定の情報までご紹介いただきました。
中でも、ダイナミックリターゲティングのお話では、昨今のディスプレイ広告の中でも注目されている広告手法であることから、静止画像とダイナミックとの実績比較には、参加者の方々からも高い関心を集め、次々と質問があがりました。
また、地域ターゲティングを活用したDSP配信やプライベートDMPとの連携などについてもお話がありましたが、こうした新たなターゲティングテクノロジーの可能性についても、ますます目が離せなくなりそうです。
参加者の方々は、広告主、代理店、制作会社等、業種も様々でしたが、具体的に話を聞いて質問する機会がなかったので非常に勉強になった、との声をいただき、皆さまそれぞれの立場・視点で興味深くお話を聞かれていました。
今後もルグラン朝会では、各方面で活躍されるゲストをお招きし、最新情報をお届けするという企画も行って参りますので、ぜひご参加ください。
また、朝会で取上げてほしいテーマやトピックがありましたら、お気軽にお知らせください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【お問い合わせ・連絡先】
info@legrand.jp Read more
今回のルグラン朝会では、40回目にして初めて、ゲストをお招きしてプチセミナー形式でお届けしました。
ゲストにお迎えしたのは、国内最大規模の売上シェアを誇る国産DSP「MicroAd BLADE」を提供する株式会社マイクロアドの宮本氏と吉田氏。業界最前線で活躍されている宮本氏から、DSP最新事情をはじめダイナミックリターゲティング広告の仕組みや成功事例、さらには、参加者限定の情報までご紹介いただきました。
中でも、ダイナミックリターゲティングのお話では、昨今のディスプレイ広告の中でも注目されている広告手法であることから、静止画像とダイナミックとの実績比較には、参加者の方々からも高い関心を集め、次々と質問があがりました。
また、地域ターゲティングを活用したDSP配信やプライベートDMPとの連携などについてもお話がありましたが、こうした新たなターゲティングテクノロジーの可能性についても、ますます目が離せなくなりそうです。
参加者の方々は、広告主、代理店、制作会社等、業種も様々でしたが、具体的に話を聞いて質問する機会がなかったので非常に勉強になった、との声をいただき、皆さまそれぞれの立場・視点で興味深くお話を聞かれていました。
今後もルグラン朝会では、各方面で活躍されるゲストをお招きし、最新情報をお届けするという企画も行って参りますので、ぜひご参加ください。
また、朝会で取上げてほしいテーマやトピックがありましたら、お気軽にお知らせください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【お問い合わせ・連絡先】
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