宿敵・韓国を相手に劇的な逆転勝利を収め、リオ五輪・アジア代表最終予選を制した23 歳以下のサッカー日本代表。先日行われた深夜の熱戦を、固唾を飲んで見守った方も多いのではないでしょうか。
サッカーへの関心を高め、選手層の拡大という点でも、日本のサッカーのレベルアップに貢献したと言われるJリーグの発足から14年目を迎える今年。子供達の間では、野球よりもサッカーの人気が高く、少年野球チームのメンバーが集まらなくて困っている、といった話も聞かれます。
一方、プロに目を向けると、ここ数年、1試合あたりの観客動員数を順調に伸ばしているプロ野球に比べ、Jリーグは、興行的にはやや苦戦しているように思えます。
ちなみに、年間の総試合数は、Jリーグの306試合に対し、プロ野球は858試合(いずれも2015年)と2倍以上の開きがありますが、Jリーグ・プロ野球、それぞれについて、1試合あたりのブログやTwitter への書き込みの回数を見ると、ブログは232回 vs.229回、Twitterは、399回 vs.313回と、いずれもJリーグがプロ野球を若干ですが上回っています。(ホットリンククチコミ@係長のデータから。なお、Twitterについては、1/10のサンプリング調査。)
こうしたクチコミデータを見る限り、Jリーグへの関心が、プロ野球に比べて著しく低いとは思えないのですが、誰が、どこでブログの書き込みをしたのかをもう少し詳細に調べてみると、両者の差が少しずつ見えてきます。
Jリーグは、地域密着を掲げ、プロ野球よりも広く全国に根を張っているイメージがありますが、一方で、ブログの書込数を地域別に見てみると、Jリーグについては、関東地方からの書込が全体の約47%を占めており、プロ野球(約42%)よりも、Jリーグの方が、都市への集中傾向が高いという結果が出ています。
また、一見すると、Jリーグの方が選手のファッションや髪型も自由・多彩で、女性からの人気も高そうな気がしますが、実際には、下図の通り、プロ野球の方が、女性による書き込みの割合は高くなっています。
これらの結果は何を意味するのでしょうか?
確かにJリーグのチームは、プロ野球チームのない府県にも、多数本拠を構えていますが、プロ野球でも、球団買収を機に、本拠地を福岡に移した当時のダイエーホークスが、地域に根を張るため、様々な営業努力を重ねたと言われています。
また、楽天や日本ハムも、それまでプロ野球チームの無かった東北や北海道に本拠地を構えましたが、それだけではなく、メジャーリーグでも活躍できるような有力選手を獲得し、ついにはリーグ優勝も果たすなど、人気・実力を兼ね備えた球団への成長する中で、地域球団としても存在感を増していきました。
また、プロ野球観戦といえば、おじさんの専売特許というイメージがありますが、一昨年は「カープ女子」という言葉も流行るなど、球場に足を運ぶ女性も増えているようです。これも、積極的なグッズの販売や、広島への観戦ツアーを企画するなど、球団側の努力と工夫の結果と考えられています。
こうしてみると、Jリーグ活性化のヒントも『地方化』と『女性』にあると言えそうですが、その実現には、チームの人気・実力を高めるための、いわば「商品開発」と、チームへの関心や注目を高めるための「プロモーション」という、マーケティングの努力が不可欠だと言えそうです。
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2015.11.26 | ビッグデータ
2015.11.24 | ビッグデータ
2015.11.19 | ビッグデータ
サッカーへの関心を高め、選手層の拡大という点でも、日本のサッカーのレベルアップに貢献したと言われるJリーグの発足から14年目を迎える今年。子供達の間では、野球よりもサッカーの人気が高く、少年野球チームのメンバーが集まらなくて困っている、といった話も聞かれます。
一方、プロに目を向けると、ここ数年、1試合あたりの観客動員数を順調に伸ばしているプロ野球に比べ、Jリーグは、興行的にはやや苦戦しているように思えます。
<Jリーグとプロ野球の1試合観客動員数の推移>
ちなみに、年間の総試合数は、Jリーグの306試合に対し、プロ野球は858試合(いずれも2015年)と2倍以上の開きがありますが、Jリーグ・プロ野球、それぞれについて、1試合あたりのブログやTwitter への書き込みの回数を見ると、ブログは232回 vs.229回、Twitterは、399回 vs.313回と、いずれもJリーグがプロ野球を若干ですが上回っています。(ホットリンククチコミ@係長のデータから。なお、Twitterについては、1/10のサンプリング調査。)
こうしたクチコミデータを見る限り、Jリーグへの関心が、プロ野球に比べて著しく低いとは思えないのですが、誰が、どこでブログの書き込みをしたのかをもう少し詳細に調べてみると、両者の差が少しずつ見えてきます。
<地域別ブログ書込数の比較>
Jリーグは、地域密着を掲げ、プロ野球よりも広く全国に根を張っているイメージがありますが、一方で、ブログの書込数を地域別に見てみると、Jリーグについては、関東地方からの書込が全体の約47%を占めており、プロ野球(約42%)よりも、Jリーグの方が、都市への集中傾向が高いという結果が出ています。
また、一見すると、Jリーグの方が選手のファッションや髪型も自由・多彩で、女性からの人気も高そうな気がしますが、実際には、下図の通り、プロ野球の方が、女性による書き込みの割合は高くなっています。
<男女別ブログ書込数の比較>
これらの結果は何を意味するのでしょうか?
確かにJリーグのチームは、プロ野球チームのない府県にも、多数本拠を構えていますが、プロ野球でも、球団買収を機に、本拠地を福岡に移した当時のダイエーホークスが、地域に根を張るため、様々な営業努力を重ねたと言われています。
また、楽天や日本ハムも、それまでプロ野球チームの無かった東北や北海道に本拠地を構えましたが、それだけではなく、メジャーリーグでも活躍できるような有力選手を獲得し、ついにはリーグ優勝も果たすなど、人気・実力を兼ね備えた球団への成長する中で、地域球団としても存在感を増していきました。
また、プロ野球観戦といえば、おじさんの専売特許というイメージがありますが、一昨年は「カープ女子」という言葉も流行るなど、球場に足を運ぶ女性も増えているようです。これも、積極的なグッズの販売や、広島への観戦ツアーを企画するなど、球団側の努力と工夫の結果と考えられています。
こうしてみると、Jリーグ活性化のヒントも『地方化』と『女性』にあると言えそうですが、その実現には、チームの人気・実力を高めるための、いわば「商品開発」と、チームへの関心や注目を高めるための「プロモーション」という、マーケティングの努力が不可欠だと言えそうです。
アドテック東京の「ルグランルーム」にご登壇いただくスピーカーの方々との事前対談。今回は、SCSKプレッシェンド株式会社の高橋徹氏との対談の様子をお送りします。
SCSKプレッシェンドは、ECシステムおよび物流業務、撮影業務、カスタマーサポート業務などECに必要なサービスすべてを一貫して提供。高橋氏はWEBアクセス、購買データ、お客様の声など蓄積されたデータを活用し、クライアントのECサイトの売上向上を実現するためのさまざまな提案をされています。その中で、高橋氏はデータをマーケティングに上手く活用していない企業が多いと感じるとのこと。
データのマーケティング活用が進まない理由
主観的な仮説を立て、それを補強する小さな事実だけに目を向け、「データは無くとも分かる」と決めつけるマーケターが多いことが、データのマーケティング活用が進まない理由の一つではないかと、高橋氏。それを実証するために、あるマーケターが思い込んでいる「妻は夫の洋服もついでに買うことが多いと思う」という仮説について、その企業の顧客データを分析したそうです。分析の結果、自分の洋服を買うついでに夫の分も買ってくれる優しい奥さんは8.5%しかいなかったことが判明。データに目を向けないと、妻が夫の分も買うケースが多い、という事実とは異なる仮説を基にマーケティング戦略を立ててしまう可能性がある。これでは企業は売上アップどころではない。
データと向き合う
データと向き合う姿勢が欠けているマーケティング担当者が多いことが、データのマーケティング活用が進まないもう一つの理由ではないかとのこと。詳細データがあり、また、高度な分析ツールがなくてもExcelを使った集計で分かることは多いはずなのに、「分析」というと腰が引けてしまうマーケターが多いと感じでいるそうです。データを活用しマーケティング戦略を立てるには、マーケティング担当者のスキルアップが課題と言えそうです。
【高橋氏の登壇スケジュール】
12月1日(火)16:40 ~ 17:20
場所:東京国際フォーラム アドテック東京会場内 ガラス棟 G508
セッションタイトル:
正しいデータとの向き合い方、教えます。
ルグランルームにお越しいただくためには、アドテック東京のビジターパスが必要になります。(無料)
こちらからお申込ください。
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SCSKプレッシェンドは、ECシステムおよび物流業務、撮影業務、カスタマーサポート業務などECに必要なサービスすべてを一貫して提供。高橋氏はWEBアクセス、購買データ、お客様の声など蓄積されたデータを活用し、クライアントのECサイトの売上向上を実現するためのさまざまな提案をされています。その中で、高橋氏はデータをマーケティングに上手く活用していない企業が多いと感じるとのこと。
データのマーケティング活用が進まない理由
主観的な仮説を立て、それを補強する小さな事実だけに目を向け、「データは無くとも分かる」と決めつけるマーケターが多いことが、データのマーケティング活用が進まない理由の一つではないかと、高橋氏。それを実証するために、あるマーケターが思い込んでいる「妻は夫の洋服もついでに買うことが多いと思う」という仮説について、その企業の顧客データを分析したそうです。分析の結果、自分の洋服を買うついでに夫の分も買ってくれる優しい奥さんは8.5%しかいなかったことが判明。データに目を向けないと、妻が夫の分も買うケースが多い、という事実とは異なる仮説を基にマーケティング戦略を立ててしまう可能性がある。これでは企業は売上アップどころではない。
データと向き合う
データと向き合う姿勢が欠けているマーケティング担当者が多いことが、データのマーケティング活用が進まないもう一つの理由ではないかとのこと。詳細データがあり、また、高度な分析ツールがなくてもExcelを使った集計で分かることは多いはずなのに、「分析」というと腰が引けてしまうマーケターが多いと感じでいるそうです。データを活用しマーケティング戦略を立てるには、マーケティング担当者のスキルアップが課題と言えそうです。
【高橋氏の登壇スケジュール】
12月1日(火)16:40 ~ 17:20
場所:東京国際フォーラム アドテック東京会場内 ガラス棟 G508
セッションタイトル:
正しいデータとの向き合い方、教えます。
ルグランルームにお越しいただくためには、アドテック東京のビジターパスが必要になります。(無料)
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12/1から東京国際フォーラムで開催されるアドテック東京の「ルグランルーム」にご登壇いただくスピーカーの方々との事前対談をシリーズでお送りしています。その第4回目は日本アイ・ビーエム株式会社 佐藤良氏との対談内容をご紹介します。
佐藤氏は前職のヤフー株式会社にてオープン化推進プロジェクトに従事し、その後、Yahoo! 安否確認サービスの立ち上げ、営業戦略立案、プロモーション企画を経て、現在は、日本アイ・ビーエムのデジタルサービス事業部にて、クラウドプロバイダーやネットサービスカンパニーに対し、次世代クラウドサービスを軸にしたビジネス開発、共同マーケティングを中心としたビジネス支援をされています。
日々、企業のマーケターと接する中で、分析するための充分なデータはあるにも関わらず、それを有効活用できていないケースに遭遇することが多いとのこと。
現在のマーケティングの課題
多くのコンサルティング会社は、データ分析にこだわる一方、お客様視点に立った戦略を立案できていない。分析した数値のみをお客様に提供するだけで、具体的な戦略を提案できていないため、お客様の手元にはデータだけが増えていき、この結果から何が見えてくるのか?今後、どういった対策を取っていくべきなのかが分からないため、不安を抱いているケースをよく目にするそうです。データ分析したものを、ただ提供していくのではなく、お客様が求めていることは何かを把握し、未来を予測した上で提案していくことが今後ますます重要になる。一方、提案するにもデータが少ないため戦略が立てられないケースもあるようで、そのような場合は、手元にあるデータを解析するのではなく、第3のデータを加えることによって、違った結果が見えてくることがあるとお話されていました。
ECとリアルな世界が繋がっていない
オムニチャネルの重要性が語られる一方で、実際にそれを実施できている企業は多くない。例えば、ネットでは、ロイヤルカスタマーという扱いなのに、実際に店舗に行くと一般のお客さんとして扱われてしまう。また、ネットで貯まったポイントはネットでしか使えないといったケースは多い。また、顧客のデータ分析にExcelを使っている大手EC企業でもあるそうです。
これからは、経験や勘で戦略を考えるのではなく、データを基に将来を見越したプロアクティブな意思決定が重要になっていく。そして、この大きな課題に対して、マーケターはどのように取り組んだらいいのでしょうか?佐藤氏のセッションには、そのヒントがたくさんありそうです。
【佐藤氏の登壇スケジュール】
12月2日(水)13:20 ~ 14:00
場所:東京国際フォーラム アドテック東京会場内 ガラス棟 G508
下記アドレスからアドテック東京のビジターパスを11月30日まで無料で発行できます!
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佐藤氏は前職のヤフー株式会社にてオープン化推進プロジェクトに従事し、その後、Yahoo! 安否確認サービスの立ち上げ、営業戦略立案、プロモーション企画を経て、現在は、日本アイ・ビーエムのデジタルサービス事業部にて、クラウドプロバイダーやネットサービスカンパニーに対し、次世代クラウドサービスを軸にしたビジネス開発、共同マーケティングを中心としたビジネス支援をされています。
日々、企業のマーケターと接する中で、分析するための充分なデータはあるにも関わらず、それを有効活用できていないケースに遭遇することが多いとのこと。
現在のマーケティングの課題
多くのコンサルティング会社は、データ分析にこだわる一方、お客様視点に立った戦略を立案できていない。分析した数値のみをお客様に提供するだけで、具体的な戦略を提案できていないため、お客様の手元にはデータだけが増えていき、この結果から何が見えてくるのか?今後、どういった対策を取っていくべきなのかが分からないため、不安を抱いているケースをよく目にするそうです。データ分析したものを、ただ提供していくのではなく、お客様が求めていることは何かを把握し、未来を予測した上で提案していくことが今後ますます重要になる。一方、提案するにもデータが少ないため戦略が立てられないケースもあるようで、そのような場合は、手元にあるデータを解析するのではなく、第3のデータを加えることによって、違った結果が見えてくることがあるとお話されていました。
ECとリアルな世界が繋がっていない
オムニチャネルの重要性が語られる一方で、実際にそれを実施できている企業は多くない。例えば、ネットでは、ロイヤルカスタマーという扱いなのに、実際に店舗に行くと一般のお客さんとして扱われてしまう。また、ネットで貯まったポイントはネットでしか使えないといったケースは多い。また、顧客のデータ分析にExcelを使っている大手EC企業でもあるそうです。
これからは、経験や勘で戦略を考えるのではなく、データを基に将来を見越したプロアクティブな意思決定が重要になっていく。そして、この大きな課題に対して、マーケターはどのように取り組んだらいいのでしょうか?佐藤氏のセッションには、そのヒントがたくさんありそうです。
【佐藤氏の登壇スケジュール】
12月2日(水)13:20 ~ 14:00
場所:東京国際フォーラム アドテック東京会場内 ガラス棟 G508
下記アドレスからアドテック東京のビジターパスを11月30日まで無料で発行できます!
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来月1日から東京国際フォーラムで開催されるアドテック東京の会場内に2年振りに「ルグランルーム」が戻ってきます!「Experience First. マーケティングの未来がここにある。」をテーマに10以上のセッションを企画。アドテック開催まで、ルグランルームにご登場いただく方々と当日のセッション内容について事前打ち合わせを行い、その内容についてブログ上でご紹介していきたいと思います。
第2回目は株式会社ハレックス営業部 主任 山本ゆめ氏。大学時代から、文学座の劇団員として活躍。その後、劇団を辞め、1年間、気象予報士になるため猛勉強。合格率 5 %、また合格者の大半は気象関係の仕事という狭き門を見事に突破。対談では、劇団員として培った相手の話に耳を傾け、相手が描こうとしていることを理解することをモットーとする山本氏が考える気象データの可能性についてお話していただきました。
震災時・過去の事業から見えてきたユーザーエクスペリエンスの重要性
株式会社ハレックスでは、東日本大震災時に、復興支援でJR東日本が運用する気仙沼線・大船渡線BRT(バス高速運送システム)向けに、同沿線を走るバス車内ディスプレイ・駅ディスプレイおよびスマートフォンアプリで情報配信する緊急地震速報、津波情報、気象情報を提供。うち、気象情報については、気象庁が発表する一般の天気予報で仙台の予想気温が表示されてしまうため、沿線に住まう地元の方々は「仙台で20℃の予想なら、気仙沼では2℃~3℃低くって18℃くらいかしら」とそれぞれの経験則で都度判断しなければならない不便さがありました。本件についてJR東日本からの相談を受け、ハッレクスでは気仙沼線・大船渡線沿線の駅の緯度経度情報に基づき、各駅ごとの天気予報を提供。そこから見えてきたことは、地方にお住まいの方々の「自分の住まう街の天気予報が見たい」というご要望の強さでした。気象情報を利活用いただくためには、ユーザーの要望に寄り添った方法で情報を提供していかなければならないことを実感したそうです。結果、BRTネットでのPV数ランキングで駅毎の気象情報が常に上位にランキングされたことを受け、JR東日本が運営する全1700余りの駅について、駅毎の気象情報を掲載する「JR東日本アプリ」の受注につながりました。
また女性をターゲットに開発されたディズニーモバイルでは、天気予報を地域別に配信したが、天気以外の情報が欲しいという声が上がったとのこと。例えば、女性は台風が近づいてきた時、気流や天気予想図などの詳細データよりも、どんな服装にしたらよいのか?例えば、レザーの服を着てもいいのか?など、天気予報に加えファッションなどの情報を必要としていることが分かったそうです。一方、男性に関しては、気流の変化図を読むのにも苦にならない傾向が見られ、男女間では同じ天候情報でも求めるものが異なることが分かったとのこと。震災・過去の事例から見えてきたことは、これからは従来のように予報を提供するだけではなく、対象となるユーザーが求めている情報も合わせて情報配信する仕組みを作ることが大切だそうです。
気象情報が変える女性のライフスタイル
雪が降った日に、天気予報を見て、この雪だったらショートブーツで大丈夫なのか?あるいは、ラバーブーツの方がいいのかと迷う時があると思います。気象情報だけでなく、天気とファッション情報を組み合わせた情報を配信することができたら、コーディネートを考える時間が省けると感じるユーザーも多いと思います。また、大雪になるので、ラバーブーツが必要だということになれば、ラバーブーツを販売するメーカーにとってはビジネスチャンスになるはず。誰もが必ず毎日考え、そして、会話にする気象情報。山本氏の気象情報に対する熱い想いをお聞きし、顧客の分析や予測に気象情報を加えることで、新たなビジネスが生まれるのではと強く感じました。
山本氏のセッションでは、「気象情報でプロフィットを得る時代!」をテーマに、気象情報を
システムの中に組み入れ、ビジネスに繋げる方法について、これまでの事例をご紹介いただきながらお話いただく予定です。元女優、そして現在、気象予報士としてご活躍の山本氏ならではの気象情報の考え方、そして、魅力的なトークをご期待ください。
【山本 氏の登壇スケジュール】
12月1日(火)14:40 ~ 15:20
場所:東京国際フォーラム アドテック東京会場内 ガラス棟 G508
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下記アドレスからアドテック東京のビジターパスを11月30日まで無料で発行できます!
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2015.06.17 | ビッグデータ
第2回目は株式会社ハレックス営業部 主任 山本ゆめ氏。大学時代から、文学座の劇団員として活躍。その後、劇団を辞め、1年間、気象予報士になるため猛勉強。合格率 5 %、また合格者の大半は気象関係の仕事という狭き門を見事に突破。対談では、劇団員として培った相手の話に耳を傾け、相手が描こうとしていることを理解することをモットーとする山本氏が考える気象データの可能性についてお話していただきました。
震災時・過去の事業から見えてきたユーザーエクスペリエンスの重要性
株式会社ハレックスでは、東日本大震災時に、復興支援でJR東日本が運用する気仙沼線・大船渡線BRT(バス高速運送システム)向けに、同沿線を走るバス車内ディスプレイ・駅ディスプレイおよびスマートフォンアプリで情報配信する緊急地震速報、津波情報、気象情報を提供。うち、気象情報については、気象庁が発表する一般の天気予報で仙台の予想気温が表示されてしまうため、沿線に住まう地元の方々は「仙台で20℃の予想なら、気仙沼では2℃~3℃低くって18℃くらいかしら」とそれぞれの経験則で都度判断しなければならない不便さがありました。本件についてJR東日本からの相談を受け、ハッレクスでは気仙沼線・大船渡線沿線の駅の緯度経度情報に基づき、各駅ごとの天気予報を提供。そこから見えてきたことは、地方にお住まいの方々の「自分の住まう街の天気予報が見たい」というご要望の強さでした。気象情報を利活用いただくためには、ユーザーの要望に寄り添った方法で情報を提供していかなければならないことを実感したそうです。結果、BRTネットでのPV数ランキングで駅毎の気象情報が常に上位にランキングされたことを受け、JR東日本が運営する全1700余りの駅について、駅毎の気象情報を掲載する「JR東日本アプリ」の受注につながりました。
また女性をターゲットに開発されたディズニーモバイルでは、天気予報を地域別に配信したが、天気以外の情報が欲しいという声が上がったとのこと。例えば、女性は台風が近づいてきた時、気流や天気予想図などの詳細データよりも、どんな服装にしたらよいのか?例えば、レザーの服を着てもいいのか?など、天気予報に加えファッションなどの情報を必要としていることが分かったそうです。一方、男性に関しては、気流の変化図を読むのにも苦にならない傾向が見られ、男女間では同じ天候情報でも求めるものが異なることが分かったとのこと。震災・過去の事例から見えてきたことは、これからは従来のように予報を提供するだけではなく、対象となるユーザーが求めている情報も合わせて情報配信する仕組みを作ることが大切だそうです。
気象情報が変える女性のライフスタイル
雪が降った日に、天気予報を見て、この雪だったらショートブーツで大丈夫なのか?あるいは、ラバーブーツの方がいいのかと迷う時があると思います。気象情報だけでなく、天気とファッション情報を組み合わせた情報を配信することができたら、コーディネートを考える時間が省けると感じるユーザーも多いと思います。また、大雪になるので、ラバーブーツが必要だということになれば、ラバーブーツを販売するメーカーにとってはビジネスチャンスになるはず。誰もが必ず毎日考え、そして、会話にする気象情報。山本氏の気象情報に対する熱い想いをお聞きし、顧客の分析や予測に気象情報を加えることで、新たなビジネスが生まれるのではと強く感じました。
山本氏のセッションでは、「気象情報でプロフィットを得る時代!」をテーマに、気象情報を
システムの中に組み入れ、ビジネスに繋げる方法について、これまでの事例をご紹介いただきながらお話いただく予定です。元女優、そして現在、気象予報士としてご活躍の山本氏ならではの気象情報の考え方、そして、魅力的なトークをご期待ください。
【山本 氏の登壇スケジュール】
12月1日(火)14:40 ~ 15:20
場所:東京国際フォーラム アドテック東京会場内 ガラス棟 G508
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蒸し暑さが増してきている6/17(水)の早朝、第41回ルグラン朝会を開催しました。
今回のルグラン朝会は、4月末から取り組んでいたAKB48選抜総選挙の総括をテーマに、データをご提供頂いたホットリンク社の浅野氏を交えた座談会形式で進められました。AKB48選抜総選挙の話題とあって、初めてご参加される方も多く、いつもとは違う視点でのご意見も頂くことができました。
まずは弊社代表の泉から、私たちがAKB48選抜総選挙の予測に取り組むことになった経緯や今までの振り返り、また、AKB48だけでなく、その他のデータドリブンマーケティングの事例をご紹介。今回の参加者は男性が多かったこともあり、日本とアメリカにおける「禁煙」というワードの検索動向の違いに関する話に、参加者の方々は興味を持たれているようでした。
続いて、2014年・2015年のAKB48選抜総選挙予測のデータ分析を担当した弊社アナリストの岡田より、今回の予測モデルの詳細についてご紹介させていただきました。昨年からSKE48やHKT48などの地方グループが上位にランクインする傾向が見られてきたため、今年は「支店グループ調整率」を独自で考案したという点が、今年も上位順位を的中させた要因であるとお話しさせていただきました。
そして、泉・岡田と、ホットリンク社の浅野氏を交えた座談会では、実際にクチコミデータを抽出した浅野氏が、今年のデータ傾向を見て気づいたことをお話いただき、予測分析をする際に他者の予測や予想を見るか否かとの質問では、他の予測と違った予測が出たときに不安になるので、結果が出るまでは見ない!といった岡田の意見に会場は盛り上がりました。
その後、ホットリンク社が開発中の新しいサービスや、中国やアジア圏のクチコミ分析についてもお伺いでき、インバウンドに興味のある参加者の方々と活発なディスカッションが行われました。
AKB48の話題だけでなく、最近のクチコミ傾向やデータドリブンマーケティングについて、参加者の方々から興味深い質問もあり、充実した朝のひと時となりました。
昨今、ビッグデータの活用が注目されている中、弊社でもショーケースとしてAKB48選抜総選挙の予測分析を行いましたが、今後は弊社の専門であるマーケティングにおいて、ビッグデータを用いたブランディング戦略の立案やCRMデータの活用を行っていきますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。
【お問い合わせ・連絡先】
info@legrand.jp
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今回のルグラン朝会は、4月末から取り組んでいたAKB48選抜総選挙の総括をテーマに、データをご提供頂いたホットリンク社の浅野氏を交えた座談会形式で進められました。AKB48選抜総選挙の話題とあって、初めてご参加される方も多く、いつもとは違う視点でのご意見も頂くことができました。
まずは弊社代表の泉から、私たちがAKB48選抜総選挙の予測に取り組むことになった経緯や今までの振り返り、また、AKB48だけでなく、その他のデータドリブンマーケティングの事例をご紹介。今回の参加者は男性が多かったこともあり、日本とアメリカにおける「禁煙」というワードの検索動向の違いに関する話に、参加者の方々は興味を持たれているようでした。
続いて、2014年・2015年のAKB48選抜総選挙予測のデータ分析を担当した弊社アナリストの岡田より、今回の予測モデルの詳細についてご紹介させていただきました。昨年からSKE48やHKT48などの地方グループが上位にランクインする傾向が見られてきたため、今年は「支店グループ調整率」を独自で考案したという点が、今年も上位順位を的中させた要因であるとお話しさせていただきました。
そして、泉・岡田と、ホットリンク社の浅野氏を交えた座談会では、実際にクチコミデータを抽出した浅野氏が、今年のデータ傾向を見て気づいたことをお話いただき、予測分析をする際に他者の予測や予想を見るか否かとの質問では、他の予測と違った予測が出たときに不安になるので、結果が出るまでは見ない!といった岡田の意見に会場は盛り上がりました。
その後、ホットリンク社が開発中の新しいサービスや、中国やアジア圏のクチコミ分析についてもお伺いでき、インバウンドに興味のある参加者の方々と活発なディスカッションが行われました。
AKB48の話題だけでなく、最近のクチコミ傾向やデータドリブンマーケティングについて、参加者の方々から興味深い質問もあり、充実した朝のひと時となりました。
昨今、ビッグデータの活用が注目されている中、弊社でもショーケースとしてAKB48選抜総選挙の予測分析を行いましたが、今後は弊社の専門であるマーケティングにおいて、ビッグデータを用いたブランディング戦略の立案やCRMデータの活用を行っていきますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。
【お問い合わせ・連絡先】
info@legrand.jp