2015.11.12 | ソーシャル
来月1日から東京国際フォーラムで開催されるアドテック東京の会場内に2年振りに「ルグランルーム」が戻ってきます!「Experience First. マーケティングの未来がここにある。」をテーマに10以上のセッションを企画。最良のユーザーエクスペリエンスの実現について、マーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル達とディスカッションします。

アドテック開催まで、ルグランルームにご登場いただく方々と当日のセッション内容について事前打ち合わせを行っていきます。その内容について、ブログ上でご紹介していきたいと思います。

第1回目は株式会社ホットリンクの子会社である株式会社トレンドExpress編集長の四家章裕氏。アドテック東京でのルグランの全体のテーマであるユーザーエクスペリエンスを高めるためには、これまで以上にデータの使い方が重要になるというお話からスタートしました。


・ユーザーエクスペリエンスの重要性
四家氏曰く、オリンピック開催を控えた今、インバウンド消費に関心が高まっているが、特に今、勢いがある中国を中心としたアジア人旅行者の趣味や思考、いわゆるインサイトの部分を理解しなければならない。中国からの観光者はアンケートではホンネを語らないため、インサイトの部分をアンケート結果で探ることは難しいとのこと。そこで、株式会社トレンドExpressでは、中国版Twitterと呼ばれるWeiboと中国の人気ソーシャルサービスWechatの2つからのデータをベースに、中国人旅行者のインサイト分析を行っているそうです。

WeiboとWechatデータの書き込みの分析から見えてくることは、株価暴落と言いながらも、日本に来る中国人旅行者の数は右肩上がり。それに伴いSNSの日本に関する書き込み数も増えてきている。WeiboとWechatの書き込みデータを分析すると、日本を訪れた中国人旅行者が購入した商品や、購買スタイルは、時間の経過と共に変化し続けているとのこと。つまり、今まで人気があった商品も今後は爆買いリストから外れてくる可能性もあり、企業にとっては解析の頻度・精度を上げることが求められるそうです。

・変化する爆買いを予測
また、これまではゴールデンルートとされる東京、大阪、京都、北海道、沖縄に関する書き込みが多かったが、リピート客が増えてきているため、個人旅行の比率が来年は増えることが予想される。それにより、行き先を分散されるため、旅行者の未来を予測していくことが重要になるとのことです。


実際に、先日シンガポールで開催されたSpikes Asia 2015でも、中国の若者たちの中には、高級品を買い漁る中国人の典型的な旅行スタイルに対して否定的な見方をする人が増えてきていることが紹介されました。今はまだ生活必需品や家電製品・宝飾品などの「爆買い」が目立ちますが、自分たちの意志や好みで、本当に価値があると感じられるものを選んで買い求めるようになってきた時に、インバウンド旅行者のインサイトを理解することがこれまで以上に難しくなりそうです。

四家氏のセッションでは、爆買いから見える今後のアジア市場の流れについて、データを基に解説していただく予定です。オリンピックまでのこれからの5年、広告主、代理店にとって大きなテーマとなるインバウンドマーケティング。四家氏のセッションはたくさんの気づきを与えてくれそうです。

【四家氏の登壇スケジュール】
12月1日(火)12:40 ~ 13:20
場所:東京国際フォーラム アドテック東京会場内 ガラス棟 G508

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2015.11.12 | UX
11/10(火)に行われたCNET Japan Conference 2015で「DMPからEMPへ: データではなくエクスペリエンスを支配せよ」をテーマにSCSKプレッシェンド株式会社の高橋 徹氏と共に講演をさせていただきました。

ビッグデータがマーケティングを変えると言われながらも、技術やプラットフォームの進化を有効活用できず、いまだにコンバージョンやCPAでしか「成果」を測ることを知らない「第1世代」のデジタルマーケターが多い。セッションでは「第1世代」が「第2世代」へ進化するために本来考えるべきことは何かを事例と共に紹介させていただきました。


まずは、主観的な仮説を立てると、それを補強する事実だけを拾い上げ、「データは無くとも分かる」と結論づけてしまうマーケターが多いことが、マーケティングにデータが活用されない理由の一つではないかという問題提起からスタート。


 クライアントのECサイトの売上向上のため蓄積されたデータを活用し、それを、新たなサービスを提案している高橋氏がいくつかの「主観的な仮説とデータが矛盾しているケース」を紹介。例えば「妻は夫の洋服もついでに買うことが多いと思う。」というよくある仮説について、データに目を向けると、全く違う結果になる等、興味深い事例を紹介して下さいました。


ルグランでは、データをカスタマーエクスペリエンスの向上に活かし、企業のブランド価値を高めるためにマーケターが考えるべきことについて、今後もブログ、セミナー等でお伝えしていきます。

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2015.11.12 | クリエイティブ
TOKYO DESIGN WEEK 2015は、10月24日(土)から10月28日(水)、間を挟んで10月30日(金)から11月3日(火)まで、明治神宮外苑絵画美術館前で行われていた、デザイン・アート・ミュージック・ファッション、4つのジャンルから、企業、ブランド、デザイナー、学校がそれぞれのクリエイティブを発表する今年で30年を迎える大規模なクリエイティブの祭典。まず目に飛び込んでくるのは入場口にあるゲート。色彩鮮やかな看板が印象的でした。


この日私が最初に訪れたのは、「三陽商会」のブース。
2013年に設立70周年を迎えた三陽商会では、生活者から共感、共鳴され、愛される企業となるために「TIMELESS WORK. ほんとうにいいものをつくろう。」という指針のタグラインを設定し、その体視の施策として「100年コート」を出展されていました。
「100年コート」は「世代を超え永く愛用していただけるコート」をテーマに、このコートをお買い上げいただいたお客様が、メーカーと継続的にコミュニケーションが取れるように、「100年オーナープラン」と呼ばれるシステムを導入。「100年オーナープラン」とは修理は当然のこと、お客様の意見を社内で共有し、オーナーにとって有用となる情報を発信する会員システムです。この「100年コート」は価格が安い物が7万円代から、高いものでも10万円前後で、伊勢丹新宿など、三陽商会の各店舗でご購入頂けます。

こちらが100年コート。(写真左下)
試着させていただきましたが、シンプルで、しかしいつの時代に来ても劣ることのないスタイリッシュなデザインと、ずっしりとして、それでいて重みを感じさせない着心地のよさでした。


 そして、他にも出展として、歌舞伎の衣装に使われる伝統柄「翁格子」をもとに製作された「三陽格子」を裏地ライナーに採用したトレンチコートや、「翁格子」の柄で知られる「勧進帳」の弁慶の衣装が展示されていました。(写真右上)
これは実際に歌舞伎の舞台で使われた衣装だそうで、遠目に見てもはっきりと分かる格子の柄が非常にきれいでした。

また同ブースには建築家の「原裕介」氏のデザインされた「100年コート」と「翁格子」を結ぶ、「三陽格子タイムトンネル」のオブジェクトが設置されておりました。横から見ると、赤と青の棒が並んでいるだけですが、こちらの角度から見ると、奥から手前へと過去から未来への時間の流れを表すような非常に美しく折り重なった格子の柄がご覧に頂けます。


TOKYO DESIGN WEEK 2015の会場は非常に広く、会場としてある建物の中だけではなく外にもたくさんの作品が出展されていました。


 美術大学の学生が作製された作品もたくさんあり、上記の作品はそのうちの1つですが作成者の方が構成の段階から完成するまでに3か月ほどかかったとおっしゃっていました。しかし、それでも早いほうで、ほかの作品は半年以上かかるものがほとんどだそうです。作りは、木を組み合わせ非常にシンプルなのですが、中をくぐり抜けるとまるで、曲がりくねった道を歩いているような、平行感覚を失うような作品でした。


そして、ここで南青山にある「SunnyHills 微熱山丘」と、香港のコーヒーショップである「The Coffee Academy」がタッグを組んで出店されていたカフェで一休み。
「SunnyHills 微熱山丘」は、南青山にお店を構えるカフェで、一目見るとその忘れられないような外観が特徴的です。「隈研吾」氏の作品であるこの3階建ての建物は、地獄組みと呼ばれる伝統的な組木格子を職人の手で一本ずつ丁寧に組み上げられて作られています。店の中は、まるで森の中にいるようで、交差する木組みの隙間から木漏れ日がこぼれ落ち、ヒノキの独特の匂いが鼻孔をくすぐります。(写真下)

WORLDARCHTECTUREMAPより写真参照

富永大穀氏のブログより図参照

 会場には建築家である、「富永大穀」氏が中心となりデザインされたポップアップショップがこのカフェブースとして設立されていました(写真左上)。これを平面で見ると、右上の図のような幾何学模様の展開をしており、上記のような組み方だけではなく、多様に組み方が出来るそうです。


 カフェでは上の写真のコーヒーとパイナップルが入っているケーキを頂きましたが、コーヒーを淹れてくださった方は、香港の「The Coffee Academy」から、この出展のために来日されたそうです。コーヒーはさっぱりとして飲みやすく、パイナップルケーキも、コーヒーに丁度合う甘さで果肉がぎっしり詰まっていておいしく頂きました!他にも、いくつかブースを回りましたが、ここでは書ききれないほどの多くの興味深い作品と出会うことが出来ました。

今回このTOKYO DESIGN WEEKを通して、参加者の方がどれだけ楽しく居心地よい空間を出来るかどうかの重要性を感じました。これは企業にも同じことが言えるでしょう。企業側が自分たちの思いを押し付けるのではなく、いかにユーザーに心地の良い体験をしてもらい、ユーザー自らアクションを取りたくなるコンテンツを作ることの重要性が、今、求められているのではないでしょうか。

ルグランでは、experience first.をテーマに12月1(火)、2日(水)の二日間で、アドテック東京の会場内に特設スペース「ルグランルーム」を設置します。2日間で10以上のセッションを予定しています。
是非、お立ち寄りください。


ルグランインターン
青山学院大学
Sawako Shimazaki


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2015.11.06 | セミナー
秋の実りからイベントが増える今日この頃。ルグランでもイベント目白押しです!近々行われるイベントを一挙ご紹介。

CNET Japan Conference 2015がいよいよ来週 11/10(火)に開催されます。
先日よりニュースレターでご案内させていただいておりますが、弊社代表泉が「DMPからEMPへ~データではなくエクスペリエンスを支配せよ~」をテーマに登壇いたします。泉のセッションでは、ECシステムおよび物流業務、撮影業務、カスタマーサポート業務などECに必要なサービス全般を提供しているSCSKプレッシェンド株式会社のプロジェクト推進部 部長、高橋徹氏にもご参加いただく予定です。ユーザーエクスペリエンスの重要性を誰よりも理解している2人によるディスカッションにどうぞご期待ください。尚、セミナーの残席わずかとなっておりますので、ご興味がおありの方はお早めにお申込ください。

CNET Japan Conference 2015


来月1日から東京国際フォーラムで開催されるad:tech tokyoの会場内に2年振りに「ルグランルーム」が戻ってきます!「Experience First. マーケティングの未来がここにある。」をテーマに最良のエクスペリエンスの実現についてマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル達に語っていただく予定です。来週からルグランのサイト上で、ご登場いただく方々のご紹介や事前対談の様子をご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

ad:tech tokyo

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2015.10.29 | 一般
10年目を迎えるルグランに新メンバーが加わりました!
新メンバー村口の自己紹介と共にルグランのワークスタイルをご紹介します。

初めまして、ルグランに入社いたしました村口と申します。
ルグランに入社したいと思った動機は、自分自身が日本の製品、会社など日本には良いものがあるのに殆ど知らなかったことに気づき、国内、海外に広める仕事をしたい、ルグランなら自分の目標が実現できると思ったこと。そしてルグランには、目標にしたい人達がたくさんいたことです。

グローバルな観点を持って活躍している人、お子さんを持ちながらイキイキと仕事をしている人、勉強しながら色々な知識を吸収しようと努力している人。
会社訪問、面接を重ねていくにつれ皆さんと一緒に働きたいと思うようになりました。

実際に働いてみて、ルグランに他社にはない特色があることが分かりました。それは自分のワークバランスに合わせながら就業体制を取れることです。
メールや社内共有ツール、テレビ会議で密にコミュニケーションをとり、在宅勤務をメインとするスタッフや週の半々を出社と在宅を組み合わせた勤務体系を選択する等、自分自身で働く環境を変えていけることです。
まだまだ知らないことがたくさんあるので、仕事を通してルグランの良さを知っていきたいと思います。これから宜しくお願いいたします。

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